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「リキテンスタイン 版画の世界」展@名古屋市美術館

2004年09月28日
名古屋市美術館に「リキテンスタイン 版画の世界」展を見に行った。リキテンスタインはめちゃめちゃ好きって程でもないけど、名古屋でやってくれるこの手の展覧会なら行っておかなくちゃ。名古屋市美術館は伏見(名古屋一のビジネス街)の白川公園にあり、黒川紀章の建築。鳥居など日本の建築要素の引用が各所に見られる。主に20世紀以降の作品中心に収集している。

Fafnir-Dragon II

↑美術館前のカラフルな彫刻はアレクサンダー・カルダーの”Fafnir-Dragon II”

さて、今回のリキテンスタイン展は初期から晩年までの作品を約100点展示していて、彼の作風の流れがよく分かるようになっている。リキテンスタインっていうとあのアメコミみたいな吹き出し入りのがよく知られているけど、こういうタイプのはかなり初期に多いということがよく分かった。これ以降は様々な表現方法を試みていて、私は後期の方が好きだ。

ブラッシュストローク初期の頃はスクリーントーンのようなドットを多用していたが、これが次第に斜めストライプ模様になっていく。
また、60年代の現代アート界では筆の勢い(ブラッシュ・ストローク)を多用する画家が多く、こういう作風の画家ががコピーのように続々と出てきたことにリキテンシュタインは批判的だったらしい。そういう批判も込めて、彼は「ブラッシュ・ストロークを版画で表現する」というタイプの作品を多数作っている(左の絵)。刷ったものに本物のブラッシュ・ストロークを描き加える、というのも多かった。

リキテンスタインはほとんど原色しか使わず、あまり曖昧な色遣いはしない。はっきりくっきりとしたまさに「ポップ」な感じだ。
また、過去の様々な芸術スタイルを引用している事が多い。美術のサンプリングとでも言おうか。印象派やピカソなどのキュビズムをモチーフにした作品は面白かった。こういった様式を大胆に単純化・洗練化して、その本質を鮮やかに表現していた。大胆に単純化された牛の絵はとても良かった。

それから、木材に着色した立体作品はSFMOMAでも見たことがあるが、個人的には彼の作品ではこういうのが一番好きだ。極限まで単純化した形と、鮮やかな色彩のハーモニーがとてもいい。

10月からはジョージア・オキーフ展も名古屋で開催される。NYの気分再現って感じでうれしいわ~♪

■名古屋市美術館
名古屋市中区栄二丁目17番25号(白川公園内) Map
Tel. 052-212-0001
開館時間:
9:30-17:00(入場は16:30まで)
金曜日は、20時(入場は19:30)まで (祝日にあたる場合は除く)
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車、5番出口から南へ徒歩8分
地下鉄鶴舞線「大須観音」下車、2番出口から北へ徒歩7分
地下鉄名城線「矢場町」下車、4番出口から西へ徒歩10分
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/
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