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手術初体験

2005年03月29日
生まれて初めて、手術というものを受けた。
目の手術で、日帰りの10分程度で終わるものだったが、なんせ手術ってものが初めてだからかなりビビっていた。

手術を受けた病院は栄にある眼科専門の病院で、名古屋で眼科と言えばここ、という所である。私もそうだが、大抵近所の開業医で診てもらって、手術やそこで手に負えないような検査が必要な場合はこの病院に送り込まれる、という事らしい。
ここはとにかく待ち時間が恐ろしく長いので有名らしいが、眼科の病気といったら白内障や緑内障といった老人性のものが多いから、待っているのはジジババばかり。私は最年少の部類。ってか、おじいちゃんにモテモテ(笑)。初診の時、診察室内の待っている所では当然私語禁止なのに、やたらジーさんが話しかけてくる。しかも耳が遠いから声がデカい。看護婦さんに怒られてしまった(私のせいじゃないのに~)。と思ったら今度は別のジーさんが話しかけてくる(^^;
結局この日は検査と待ち時間で、朝9時から夕方5時過ぎまでかかった・・・

手術当日は朝から絶食。病院で受付を済ませ、今日手術を受ける患者6名ほどが集められて一緒に説明を受ける。私以外はやはり50代以上の中高年の男女だ。手術承諾書に署名捺印し、看護婦さんに引率されて、ゾロゾロと手術用待合室に連れて行かれる。しばらく待っていると、順次名前を呼ばれて手術前室へ。

たった10分の手術だが、ちゃんと手術服に着替えて受ける。パンツ以外はすべて脱いで、薄緑色の服に着替え、頭にはシャワーキャップみたいなものを被せられる。腕時計や装身具もすべて外す。
前室には他の患者さんも待っていて、順番に隣の手術室に呼ばれる。他の患者さんたちを見ていると、この手術服を着せられた姿というのはとても無防備で弱々しく思えた。化粧もアクセサリーもなしで、間抜けな帽子を被り同じ服を着た人間達は、普段まとっている威厳というものがすべてはがされる。中高年の人が多いから尚更だ。そして、絶対的権威を持った医師の完全な支配下に置かれ、ビクビクと名前を呼ばれるのを待っている。
これを見て思ったが、人間は自分で選んだ服を着て、好きな髪型や化粧、装身具をまとうことによって、人間としての尊厳と個性を身に着けるのだ。これらをはぎ取られると、とたんに弱くて支配される存在へと変貌する。刑務所の囚人が地味な囚人服を着せられ、髪型も画一的にされるのは、きっとこの効果を狙ったものなのだ。

さて、いよいよ私の番が来た。エアシャワーを浴び、ストレッチャーに寝かされる。麻酔は目薬だけで、注射などは打たない。腕に血圧測定用の器具をはめられ、胸と足先には心電図を図るための電極を付けられる。嫌でも緊張し、心臓はバクバクだ。
そして執刀医の院長先生がやってきた。顔に手術をする部分だけ穴の開いた布を被せられる。手術開始を告げられ、超音波レーザーのメスがピロロロロと奇妙な音を立てる。うわ~、全然痛くないけど目を削ってるよ~!
事前に最悪の場合を想定した説明も受けているから、院長先生のちょっとした呼吸もめちゃめちゃ気になる。も、もしかしてなんかやばいことに?とにかくやりやすいようにと目を力一杯開き、ひたすら無事終わることを祈る。
しばらくすると、先生が「終了しました」と告げる。お、終わった~!10分くらいで終わったはずだが、30分以上かかったように感じた。

また前室に戻り、私服に着替えてしばらく待っていると、食堂に案内される。朝から何も食べていないから、ここで軽食が出る。メニューは炊き込みご飯とお吸い物とナスの漬け物だった。朝8時に受付して、今は11時頃。
食べ終わるとまた手術患者用の待合室に戻り、術後の注意などの説明を受ける。今日から一週間顔と頭は洗えず、お風呂も明後日まではお預けだ。そして今日から3日間は2時間おきに3種類の目薬をささなければならない。4日目からは3時間置きになる。何よりも怖いのが感染症だから、きちんと言われたことを守らなければ。
そして、院長先生の診察を受け、会計を済ませて病院を出られたのが午後1時半頃。

一緒に手術を受けた他の患者さん達とは、最後の頃には何となく同士の絆のようなものが生まれていた(笑)。みんないい大人だが、やはり目を切開されるというのにはビクビクもんでビビりまくっていた。
私と会計が一緒だったので別れの挨拶をしてくれた中年の男性は、きちんと着替えたら立派な紳士だった。
服は大事だ。
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