スポンサーサイト

--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「リトル・ダンサー」

2006年01月01日
元日深夜、お風呂から出てテキトーにテレビを付けたら、T.Rexが流れてきた。テレビ欄を確認すると、「リトル・ダンサー」(2000年/イギリス/スティーヴン・ダルドリー監督)という映画。他にも何曲かT.Rexを使っていたのでそのまま最後まで見てみた。

舞台はイングランド北部の炭坑町、ダーラム。11歳のビリー(ジェイミー・ベル)は炭坑で働く父と兄、祖母と一緒に暮らしていた。母親が亡くなって以来、家庭は何となくギスギスしている。父親はビリーをボクシング教室に通わせるが、同じ施設に移ってきたウィルキンソン夫人(ジュリー・ウォルターズ)のバレエ教室を偶然目にしてバレエに強く惹かれ、こっそり女の子達に混じってレッスンを受け始める。ビリーはバレエに夢中になり、ウイルキンソン夫人はビリーの才能を見抜き熱心に指導、ロイヤルバレエのオーディションを受けることを薦める。しかし、ビリーがボクシング教室の費用をバレエ教室に使っていたことを知った父は激怒。
その頃、父と兄が働く炭坑では労働争議が激しくなり、労働者達はストライキをしていた。ストが長引き重苦しいクリスマスの夜、親友マイケルの前で踊るビリーの姿を初めて見た父親は、ビリーの才能に気付き、ロイヤルバレエの学費を捻出するためスト破りを決意する。オーディションに合格したビリーはロイヤルバレエ学校に入学するためにロンドンに旅立つ。

イギリス映画らしく、ハリウッドのような派手な感動を誘う演出ではなく抑えめ。北イングランドの鉛色の空が重苦しいが、この映画の一番の魅力は自然な演技を見せるビリーだろう。彼が踊る喜びを全身で表現しているときにはT.Rexが使われていた(労働争議のシーンではClashの"London Calling"が使われていた。まぁベタって言えばベタだけど、確かにこの曲はそういう感じだ)。
途中から見たのでビリーがバレエに惹かれたシーンなんかは見逃してしまって、細かい評価は出来ないのだが、まぁストーリー展開はわりと普通。「炭坑夫=お先真っ暗→息子のバレエの才能に夢を託す」という構図もステレオタイプと言えばそうだし。「バレエなんかオカマのやるものだ」と激怒していた父親が、コロッと態度を変える所ももう少し描き込んでほしいような。まぁそれだけビリーのダンスが素晴らしかったって事か。でも、この場にはチュチュを着た親友マイケル(彼は同性愛者だとビリーに告白)がいたのに、オカマ嫌いなのにノープロブレムなのか。ビリーのオーディションに付き添い、合格発表までのドキドキ不安な父親の様子は良い。

10数年後、成人したビリーの晴れ舞台を父と兄が見に行くシーンがラストにあるのだが、この成人したビリーをやっているのが英国を代表するバレエダンサーのアダム・クーパー。でもほとんどダンスのシーンがなくて一瞬で終わってしまうのが残念。クーパーのダンスがもっと見たかった。

話は変わるが、私が3歳くらいの時、母に連れられてボリショイバレエの「白鳥の湖」を見に行ったことがある。母は「子供には良いものを見せなければ」という考えで、かなり高いチケットをチビの私のために買ったのだが、幼すぎた私は案の定途中でぐずり始め、「バレエに感銘を受ける」所ではなかったらしい。ぐずり防止にあてがわれたカップケーキを食べながら、「4羽の白鳥」のシーンを見ていたことは何となく覚えている。なので私の中では「ボリショイバレエ=カップケーキ」という構図が出来てしまった(笑)。
あんまり小さすぎる頃にこういうものを見せても無駄だということであった。やっぱせめて小学生にはなってないと無理なんじゃないかなぁ。
それ以来生でバレエを見たことはないけど、NHK教育なんかで放送されるバレエは結構好きだ。もうちょっと大きくなってから連れて行ってもらってたら、私の人生も変わっていたかも知れないなぁ。
スポンサーサイト
Comment

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。