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Motley Crue @愛知県体育館

2005年11月25日
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先日こちらの記事でも書いた通り、愛知県体育館までMotley Crueのライブに行ってきたぞっ!最初に結論を言ってしまうと、とにかくとっても楽しいライブだったのだ!モトリーは80年代のリアルファンだったときはライブは見たことなくて、去年のサマソニでBrides of Destructionとして出演したNikkiを初めて見た(この時のライブレポはこちら)。

愛知県体育館は名古屋城のすぐそばにある。地下鉄の市役所駅を出ると、会場に向かう人の波がゾロゾロと続く。途中には無許可のモトリーグッズを売る出店なんかもあって、こういう風景ってほんとに久し振りだとしみじみ。高校生時代に返ったようだ。焼きフランクフルトやたこ焼き屋の屋台なんかもあって、ちょっとしたお祭り気分だ。大人になってから行く来日もののライブはあまりこういう大会場でやるものはなかったし、クアトロとかリキッドルームくらいの規模じゃ、街の人混みに紛れちゃって会場までゾロゾロ、という光景はない。こういうのはライブ前のワクワク感が増してなかなかいいものだ。

さて、会場に着くとものすごい行列が。入場規制でもしてるのかと思ったら、Tシャツを買う人達の列だった。す。すごい。少なくとも千人はいそう。ライブ後もこのペースだと、最低2千人は買うだろう。Tシャツ1枚3500円なので、これだけでもものすごい売り上げだな。あとツアープログラムも売っていたが、こういうのがあるライブってほんとに高校生以来だわ!
何にも食べてこなかったので会場内でなんか買おうと思ってたら、飲み物の自販機も売店もすべて閉鎖されていた。げ~、なんでだよ~!ステージに向かって投げたりするから?紙コップのジュースくらい売ったっていいのに。クアトロみたいなドリンク付きのライブに慣れちゃってるので、なんだか勝手が違う。
来てるお客さん達は、ほんとにびっくりするくらいフツーの人達。鋲付き革ジャンとかロングヘアーとかのメタル兄さんはほとんどいない。ってか、スーツ姿のサラリーマンがかなりいる。書類鞄とか持ってるし。みんな会社帰りだな。子供連れもちらほらといた。お子様に9500円のチケット代出してるのか。すごいなぁ。

私たちの席はステージに向かって右の2階スタンド席。デカ腹なので、椅子があるのはありがたい。
愛知県体育館はかなり大きく、1階仮設椅子席と2・3階席を合わせるとキャパは約7400人。ステージに近いスタンド席はなしとしても、6000人くらいは入る計算だ。前座のBuckcherryの時はまだパラパラと空席があったが、モトリーの頃にはほぼ満席。すごい、名古屋でさえこれだけ集められるMotley Crue、侮れじ。

6時過ぎ、前座のBuckcherryのライブ開始。Voの人は、よく写真で見るのと同じように体にいっぱい絵が描いてあった。私は彼らのことは別に好きでも何でもないけど、生で見たらそれなりに「おおっ?」と感じるものがあるのかと思っていた。が、何の感慨も生まれず。これってどうなのよ?曲もあんまり面白くないし、ライブパフォーマンスもいたって普通。同じような曲ばっかやってて変化がないし。彼らのファンには悪いが、40分ほどの演奏時間は退屈であった(思わず寝ちゃったよ)。Wildheartsとかが好きな人にはいいのだろうか。今回の来日では単独公演もやるみたいだが。

Buckcherryのライブ後20分ほどのブレイクを挟んで、7時過ぎにいよいよMotley Crueのライブ開始!席もほとんどが埋まる。今回のツアーはオリジナルメンバーが揃って、サーカスをイメージした大がかりなものとなっている。ステージにはサーカスっぽい赤と白のストライプのテントみたいなのが張ってあり、まずはその前にスクリーンが降りてきて、クレイアニメが流される。バンド系にーちゃん達がなんだかんだやってる内容だが、Alice in Chainsの"Jar of Flies"のクレイアニメビデオみたいな雰囲気。
で、これが終わるとかぶり物をした人物が出てきて前口上。箱の中からセクシーなお姉ちゃん達が出てきて、くねくねとお尻を振る。そしてテントの幕が上がり、モトリー登場!

1曲目は2ndアルバムからの"Shout at the Devil"。うぉ~、一気に中学時代に引き戻される!私はこのアルバムでモトリーの大ファンになったが、少ないお小遣いでは買えるアルバムの数も少ないから、何度も何度もこれを聴いたものであった。
今回のツアーは2部構成になっていて、1部が1stと2ndといった初期の曲ばかりやるセット内容で、2部はそれ以降の曲、というもの。圧倒的に初期の曲が好きな私は、1部では燃えてしまった(笑)。2曲目は"Too Fast for Love"だし、"On With the Show"とか"Ten Seconds to Love"とか、普通のツアーではあんまりやらなそうなレアな曲ばかりやってて感激。"Looks That Kill"とか"Red Hot"とかやられた日にはもう、拳振り上げ14歳に戻りました(笑)。歌詞もちゃんと覚えててすらすら出てくるからコワい。「Nikki Sixxほどかっこいい男はこの世にいない」と思っていたあの頃・・・(恥)。

ってか、メンバーみんなルックス的にも非常によい保存状態だったのには感動を覚えた。去年のサマソニで見たNikkiは確かに年齢的に考えても若々しかったが、やはり往年の頃よりはどっしり感があって、脚も幹みたいに太くてまさに「地に足が着いている」という感じだった。しかし、今回のツアーでは16kgだか体重を落としたそうで、長身痩躯のしなやかな体つき、あの頃のシルエットに戻っていて大感激!調べたらNikkiは1958年12月11日生まれだそうだから、もうすぐ47歳だ!47であのシルエットは奇跡だ。少し脚を広げてB.C.Rich(だっけ?)のベースを弾く姿はあの頃何度も繰り返し見たビデオクリップの姿そのもので、いたく感動したのであった。私の最初のアイドルNikki Sixxは、今もかっこよかった!(笑)
Tommy Leeは長いキャリアを通じてあまり太ったりもせず、ずっと変わらない感じだったが(ドラマーだから運動量も半端じゃないんだろうけど)、今回生で短パンいっちょの姿を見てもまだまだ「にーちゃん」という呼び方がしっくり来るような雰囲気だ。体もきれいだし。メンバー中一番年下らしいけど、それでも42、3にはなってるだろう。この若々しさはバカだからなのだろうか?(^^;ドラミングも力強く、とにかく素晴らしい。
Vince Neilは既に"Theater of Pain"の辺りから何となくコロコロし始めていたので、まぁあんなもんで。ってか、声が全然衰えていないのは偉い。かなりの高音も全く揺るぎなく発声してたし、これは特筆に値する。ステージも狭しと走り回るし、華やかなフロントマンとして変わりなかった。
Mick Marsはまぁ昔からあまり若々しくもなかったが、そのまま保存されてるのでよし(笑)。彼はなんか大病をしたらしく、このツアー発表の記者会見の時はガリガリに痩せててスキンヘッドだったらしい。ガンだったのかな?でも元気にプレイしてたので一安心。
とにかく全員40代以上とはとても思えなくて、ほんとに若々しかった。これは文句なく素晴らしいのであった。

さて、1部は"Live Wire"で終了。去年のサマソニでもこの曲はやっていたが、やっぱモトリーで聴きたい。この曲のリフは、ロック界屈指のベストリフの一つだと思う。モトリーの曲の中で一番好きな曲だ。っていうか、改めて聴くと彼らの曲はギターリフで出来ているといった印象で、だからあまり古臭く感じられなかった。80年代のメタルバンドは嫌にギターソロが出しゃばったりするが、彼らはリフで押すタイプだったのだ(ってかMickが地味で、リズム隊がド派手だからってのもあるが)。これは今の潮流につながっているし、残っただけのことはある。
1部はだいたい4~50分くらいだったと思う。またテントの幕が下がり、スクリーンが降りてきてビデオが流れる。

15分ほどの休憩を挟み、第2部開始。今度は3rd以降の曲をやっていたが、レア曲はあまりやらずヒットパレードといった感じの選曲だ。私は"Dr. Feelgood"以降のアルバムは買っていないので、時々「ああ、聴いたことはある」くらいの曲もあったりでやっぱり1部の方が燃えた。とは言っても彼らがモンスター級バンドになったのはこの頃なので、観客の反応も非常に良いし、スケールの大きさもこっちの方がある。
ライブ中、「サーカスの団員」達がいろいろパフォーマンスを見せるのも見所で、3人ほどのセクシーお姉ちゃん達は火を自在に操り、松明や花火を持って踊ったり、口から火を噴いたりしていた。あと小人のパフォーマンスもあったりと、猥雑なサーカスの雰囲気がよく出ていた。しかしあくまでも演奏が主役なので、こうしたパフォーマンスが邪魔になることもなく、とてもいいバランスだったと思う。

それと、Tommyのドラムソロもあったが、正直言って普通のドラムソロっていうのは結構退屈だったりする。叩いてる本人だけがいい気持ちになってたり。しかしそこは「Motley一のモダンなことやりたがり君」だけのことはあって、いろいろと工夫してあって楽しかった。この部分だけやたらと「未来を向いている」という印象があったが、「Tommyがまた新しいことをやりたがっていて、モトリーを脱退しそうだ」とかいう噂はあながち嘘とは言い切れない感じもする。シーケンサーのサンプリング音と組み合わせてテクノっぽい味付けで叩いたり、ステージの両端にセットされたメタルパーカッションみたいなのを叩いたりしていたが、彼はパーカッショニストとして一人で十分やっていけるくらい表現力豊かだった。とにかく世界中を探しても彼くらいド派手な存在感を持ったドラマーってちょっといないし。今回はさすがに伝説の「ドラムセットで一回転」はなかったけど、相変わらずスティックをクルクル回しながら叩く姿は非常に華がある。
彼は「俺がここでドラムを叩いていることがどんなに嬉しいか分かるかい?俺は君たちのためにドラムを叩くために生きてるんだ」とか言っていたが、ベタだけど心の琴線に触れる熱い言葉だった。彼はほんとにドラムを叩く事が好きで好きでたまらない、といった風情で、ドラム少年そのものだった。
それからMickのギターソロもあったが、こちらは非常に淡々と抑えた感じで、いかにも彼らしい。

それと、忘れちゃいけないのが今回のステージセットや仕掛けのすごさだ。パイロや発煙筒使いまくりで、これは大会場ならではの醍醐味だ。これだけたくさんの炎を見たのはRammsteinのライブ以来だ(あれはリキッドルームでゲリラ的にやったんだけど)。
それからライティングの美しさも目を見張るものだった。色彩の使い方が素晴らしくて、光の洪水に包まれる、といった印象。
あと、ステージの左右にあるモニターに映し出されるVJ映像みたいなのもセンス良くてかっこよかった。
こういった演出は、ビッグアーティストならではの超一流スタッフによる手腕という感じ。たまにはこういう大会場で見るのもいいもんだ。何たってゴージャス。9500円払う価値はある。

それから、メンバーが観客を煽るやり方も手慣れたもので、さすが伊達に20年以上も大規模ツアーで鍛えられていない、という感じ。とにかくベタだけど上手い。
Nikkiが「お前らが真のmotherfuckerなら、ジャンプしてみろ!」と言うと、観客はいったん座ってNikkiの指示通りピョンピョン跳びはねる。スーツ着た30代後半のサラリーマンも、言われた通りに跳ぶ跳ぶ(笑)。いやぁ、微笑ましいねぇ。
Tommyは「titsって日本語でなんていうんだ?」と客に聞き、「おっぱい」と教えられるともうおっぱいの連呼。しかもVinceと二人で嬉しそうに「オッパーイ、オパーイ、オッパーーーイ!!!!」と言い合っている。40超えてる二人なのに、アホだ(笑)。さすがにリアリティ番組に出た二人だけのことはある。しかも客におっぱいを見せろとか言ってるし。
何だかこういう雰囲気はとても懐かしい気がする。90年代以降のバンドはもっと素っ気ないっていうか、こうしたベタなコミュニケーションはしないバンドが多い。例えばToolなんかはMaynardが端っこで「どこにいるんだよ」って感じで歌ってるし。これはこれでいいとは思うが、久し振りにこういう楽しいコミュニケーションを味わって、とても暖かい気分になった。

ということで、休憩挟んでも演奏時間は合計2時間以上はある、超豪華弁当のような楽しいライブであった(ってかモトリーだけでこれだけやるんなら、Buckcherryいらね)。モトリーのメンバーは本当に超一級のエンターテイナーだということが改めて感じられた。これからはKISSのように「あり」のバンドになるんでは。下手にニューアルバムとかは出さなくてもいい感じ。
最近は400~600人くらいのキャパの会場のライブが多いけど、たまにはこういうゴージャスなライブもいいものだ。満腹感いっぱい。「Rock'n'Roll is fun」という言葉が実感出来るライブだった。

ところで関係ないけど、TommyとVinceの出たリアリティ番組、どっかで見られないかなぁ。見たくてたまらん。
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