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『皇帝ペンギン』見てきたぞ!

2005年08月04日
こちらの記事でも書いた『皇帝ペンギン』、遂に見てきたぞ!
『皇帝ペンギン』はフランスで大ヒットしたドキュメンタリー映画。とにかく雛ペンギンがモコモコと食べちゃいたいくらいかわいいので、とても見たかったのだ。
ほとんど日本語吹き替え版の上映館が占めているが、私は吹き替え版の大沢たかおと石田ひかりが大嫌いなので、字幕版を見に名駅のシルバー劇場まで行った。劇場のサイトを見たら木曜はレディースデーだったので(千円で見られる)、仕事をパパッと終わらせてちょっと行ってきた。6時の回に行ったが、レディースデーのせいかかなり混んでいた。ほぼ満員。もちろんほとんど女性。

映画の舞台は南極で、皇帝ペンギンの繁殖がテーマである。ドキュメンタリーと言ってもかなり物語風な味付けがしてあって、母ペンギン(声はロマーヌ・ボーランジェ)、父ペンギン(『リディキュール』などで知られるシャルル・ベルリング)、子ペンギン(子役のジュール・シトリュック)が心情を語る、という形式。

冬が始まる頃、ペンギンたちは長い長い行列を組んで、「オアモック」と呼ばれる内陸の場所を目指して歩き続ける。氷山に囲まれたその地は、容易に近づくことの出来ない場所だ。20日ほど辛い行進を続けて(100kmほど歩く)オアモックに着くと、そこには他のキャラバンのペンギンたちも集まり、何千羽もの大集団お見合いが始まる。ペンギンたちは無数の相手の中から結婚相手を選び、求愛のダンスに興じる。
しばらくするとメスは卵を産み落とし、パートナーのオスに託す。メスは産まれてくる雛のために栄養を付けに、再び海を目指して長い長い行進をする。オアモックは氷に閉ざされて何も食べるものがないが、海には魚がたくさんいるからだ。

メスが再び長い旅に出ている間、オスは足の間に卵を挟み、ジーッと暖め続ける。ほぼ2ヶ月間、オスは雪以外は何も口にせず、絶食して待ち続ける。マイナス40度という極寒、時速250kmのブリザードが吹き荒れる中、ちょっとでも卵を離せばたちまち凍ってしまう。何千羽ものオスは片時も卵を離さず、ひたすら待ち続ける。ペンギン同士で体をくっつけて暖を取り合い、塊のようになってブリザードを耐え抜く。
一方メス達は苦行を終えて海にたどり着き、思う存分泳ぎ回って魚を食べる。しっかり栄養を付けると、またオアモック目指して辛い行進を開始する。
2ヶ月ほど暖められた卵は、次々と孵化する。ふわふわした雛ペンギンがあっちこっちで生まれ、卵の時のようにオスの足の間にもぐって暖めてもらう。食べ物が何もないので、最後の手段としてオスは「ペンギンミルク(胃壁や食道の粘膜がはがれたもの)」を雛に与える。

そしていよいよもう何もない、という頃に、やっと母ペンギンたちが帰ってきた。ここで短い家族団らんの時間。母ペンギンは、ちゃんと自分の夫と子供を見分ける。おなかを空かせた雛は元気よく母ペンギンのくちばしに顔を突っ込み、胃の中にあった食べ物をもらう。
絶食していた父ペンギンは、食べ物を求めてまた旅立たなければならない。今度は父がまた行進する番だ。12~15kgも痩せてしまったオスは雛をメスに託し、海に向かって危険な旅に出る。家族が一緒にいられる時間はほんの少しだ。
そして春の兆しが見える頃、雛はすくすくと成長。父親も戻ってきて、また一家再会。氷が溶けだして夏の訪れが感じられると、そろそろ雛も独り立ちをする時期だ。子供時代の羽毛が大人の羽毛に生え替わり、いよいよ割れた氷の間から海に飛び込む。オスとメスも別々の方向に分かれ、また冬になったらここに戻ってくる。

・・・というのがこの映画のストーリー。とにかく何度も代わりばんこに難行苦行の行進に出掛けるのだが、もう見てる方も辛くなってくる、非常に厳しい長旅だ。ものも食べず極寒の中、ひたすら長い長い隊列を組んで行進する。100kmもあのよちよち歩きで行進するんだから驚きだ。たまにおなかでそりみたいに滑る。この行進してる様子、どう見てもペンギンの着ぐるみ着てる人間の行列としか思えないほど人間くさい。
で、思ったのだが、こんなに苦労するんだったら、餌のある海の近くでお見合いすればいいじゃん。そこで卵産んで、カップルは交代で卵を暖めて、その間に片方はご飯タイム、ってな感じで。雛が孵っても、同じように交代で子守すれば家族は離れなくて済むし。なんでわざわざこんな異常な苦労をして子育てするんだろう。

と考えたのだが、この映画のパンフの解説を読むと、オアモックは断崖絶壁に囲まれているので、冷たい風をよけることが出来るから、こんな海から離れた所にコロニーを作るのだそうだ。恐ろしく寒いとはいえ、ブリザードの直撃を避けることが出来、多少なりとも暖かい環境らしい。また、そういった断崖絶壁に囲まれているので、外敵の侵入も防ぐことが出来、安全に子育てが出来るから、とのことらしい。
むぅ~、じゃあ、安全なオアモックで、餌が豊富な夏にお見合いすれば?子供もあったかい時に育てれば、餌もすぐ食べられるしいいんじゃないか思うんですが。
でも何だか知らないけど、皇帝ペンギンは敢えて茨の道を選ぶようだ。謎。

まぁそんなことは置いといて、とにかくやっぱり雛ペンギンはかわいくてかわいくて、もう死んじゃいそう!ムクムクモコモコふわふわコロコロ、悶絶もののかわいさだ。ギューッと抱きしめたくなる。これが束になっているんだから、もうたまりません。

雛ペンギン

↑雛ペンギンが歩けるようになると、「クレイシ」と呼ばれるこうした共同保育所みたいなのが出来る。雛は食欲旺盛なので、母ペンギンはまた餌を食べに海に出掛ける。その間、雛たちはこうして固まって身を寄せ合い、天敵から身を守る。この保育所にはちゃんと保母さんがいる。まだ子供を産まない若いペンギンなどが雛たちを監督している。
このモコモコの海、ワ~ッと突っ込んで両腕に子ペンギンを抱きかかえたい!(この写真はパンフから)

全般的に本当に美しい映像で、寒色と白と黒のみの世界は、自然による壮絶な芸術だ。この色彩の中に、春が来ると唯一の暖色である太陽の光が加えられ、何とも言えない絶妙なコントラスト。
そして一体どうやって撮ったのかと思う、ペンギンたちの生態に迫った撮影。クローズアップが多いし、ものすごく性能のいいズームレンズのたまものなのか。ペンギンが海に潜る時も、氷上からの映像と海中からの映像がシンクロして臨場感いっぱい。あんな氷の海にずっとダイバーは潜ってるのか。
本当にさぞや苦労しただろう、と思わせる、生き生きとした美しい映像は一見に値する。

それから俳優によるペンギンの声だけど、個人的にはあんまりこういう演出は好きじゃないなぁ。もっと淡々と、NHKとかBBCのドキュメンタリーみたいなナレーション系の方が私は好きだ。やたらと「愛」を意識したセリフが多いが、個人的にはちょっとこういうのは苦手。もっとニュートラルにお願いします。
とはいえ、字幕版だったからうっつくし~おフランス語の響きなのでまぁOK。そんなに気にならず。これが日本語だったら相当退くぞ。正直寒いと私は思う。まぁ好みによると思うけど。
なお、原題の「La Marche de L'Empereur」は『皇帝の行進』の意味。

ベビーペンギンぬいぐるみ

↑売店で思わず買っちゃった、子ペンギンのぬいぐるみ。実物にかなり近いし。と思ったら、タグが「名古屋港水族館」だったのでちょっと拍子抜け。映画オリジナルのグッズじゃないのか。全国的にも名古屋港水族館のを売ってるのか?
しかし、ぬいぐるみなんか買うのは一体何年振りであろうか。中学生以来かも。「赤ちゃんに良さそう♪」とか思った私も既に母ペンギン(笑)。これ、おなかを押すとピーピー鳴きます。千円也。かわいい♪
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Comment
ペンギンの本心なんて分かるかっ!
michikatさん:
どうもどうも、全くびっくりです。未だに確実な実感は湧かないんですけど、胎動を感じるようになったらきっとひしひしと感じるんだろうな。

ところで皇帝ペンギンですが、アメリカ版はナレーションだけなのっ?!そっちの方がいいなぁ。日本語吹き替え版もほぼオリジナルに近いセリフなんだと思います。なんたって母ペンギンが「ああ、愛しの息子よ(←なんで男だって分かるんだよ)、お前のためにやっと帰ってきたわ、本当に会いたかった」みたいな事言ったり、父ペンギンが帰ってきた母ペンギンに「きっと帰ってきてくれると信じていたよ、さあ、あの愛のダンスを覚えているかい、そう、このステップだ」とか言ったりするんですよ。なんでこんな風にペンギンが思ってるなんて決めつけるんだよ~!寒いわ。
帰ってきた母ペンギンはもしかしたら「ほれほれ、帰ってきてやったわよ、全くこんなに苦労して帰ってきたのにすぐピーピー餌くれってうるさいんだからこのガキは」とか思ってるかも知れないじゃん!
変にペンギンの感情なんて描写しないで、フツーに事実のみをナレーションしてくれた方が、映像は文句なく美しいんだから感動すると思います。

雛ペンギン、ほんとにかわいいですよね。一羽でも十分かわいいのに、束で出てくるからもうたまらん。死ぬ~!
うちにもダンナがUFOキャッチャー(ってアメリカにもある?クレーンゲームのことです)で取ってきたピングーのぬいぐるみが4つもありました(笑)。赤ちゃん生まれたら、それにかこつけてピングーグッズ買っちゃおう♪
見ましたか!
Asakoさん:
忙しくてまだメールしてなくてごめんなさい。それはそうと、おめでとうございます!いや~楽しみですね。またメールしますね。

オリジナルではペンギンが喋ったんですか!知らなかった。アメリカ版はただモーガン・フリーマンが淡々とナレーションするだけで、普通のNature番組みたいでしたよ。そっちの方が良いみたいですね。ペンギンの雛カワイイ。実はピンガーの小さいぬいぐるみを持っていたりします ^^;。ではまた。

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