スポンサーサイト

--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Author & Punisher

2013年09月24日
今、非常に気になっているのが、先日書いたTheologianと、もう一つがAuthor & Punisherというバンド(というかTristan Shoneの一人ユニット)だ。

Author & Punisherの存在は、Revolver Magazine編集長のBrandon Geist氏がTwitterでおすすめしてたので知った。Brandonさんは元インダストリアルヲタで(だからRevolverはメタル誌のわりにはインダストリアル系を採り上げることが多い)、Type Oのメンバーとも親しいようなので(多分ブルックリン在住?)彼のセンスは信頼できる。彼によればA & Pは新作を先日出したばかりで、Godfleshの流れを継承するインダストリアル・ドゥームで超クール!ということで、この夏Phil Anselmoのツアーのサポートに起用されたらしい。

早速リンクしてあったAuthor & PunisherのBandcampで聴いてみると、超ヘヴィなマシンサウンドで非常に気に入った。
で、いろいろネットで調べていたのだが、オフィシャルサイトにあった「Sound Machines」というページにたくさん載っていた、自作の謎の機械類!金属のメカメカしい物体が非常に気になる!なんじゃこりゃ?!と思っていた所で、↓この動画を発見!



例の「Sound Machines」を実際に演奏している所が映っていたのだが、これがもうすごい。彼の周りをこの巨大な金属の物体が取り囲み、ガッシャンガッシャンやるとドスの利いた音が出る。無意味にやたらデカいのがなんだか訳分からなくてすごいw これを全部自分で作っているんだから、この頭おかしいほとんど変態な所にもうゾッコン!
ということで徹底的にリサーチ。

Author & PunisherことTristan Shoneは、動画で見た所、30そこそこくらいか?サンディエゴ在住で、デイ・ジョブは何百万ドルもするような顕微鏡の研究開発をやっているエンジニアらしい。
また、カリフォルニア大学サンディエゴ校でデザインやサウンド、エレクトロニクス、彫刻などのワークショップや授業を持っているらしい。
FacebookページではおすすめアーティストのトップにGodfleshを持ってきていて、かわいいヤツだw他にSunnO)))とかMelvinsとかCannibal Corpseとかのヘヴィ系とともに、ダブステップ系に影響を受けてるらしい。
Bandcampにある作品を見ると、2005年前後から活動してるようだ。初期の音源はやはりドゥームメタル色が強いが、次第にマシンサウンド中心になっていっている。
こりゃもう買うしかないでしょ、と最近のアルバム2枚購入!

Ursus Americanus

Author & Punisher / Ursus Americanus (2012 Seventh Rule)

2012年リリースのサードアルバム。1曲目の超重量級の"Terrorbird"でもうハート鷲づかみ!重戦車のようなマシンサウンドで圧倒される。1stの頃はまだギターを使う曲が多かったが、このアルバムでは歪みに歪んだエレクトロニクスサウンドが中心。
Author & Punisherは確かに「インダストリアル・メタル」と形容するのが適切なのだろうが、2000年頃までのいわゆるNu-Metal系のインダストリアル・メタルとは明らかに違う。Fear FactoryやStatic-Xなどのインダストリアル・メタルはエレクトロニクスを多用し、サイバーなイメージを好んでいたが、やはり根っこは熱いメタルだ。リズムも躍動感があるし、いかにもライブで盛り上がり、熱い汗を流せる。
しかしA & Pはそうした熱いものとは無縁で、根本的に醒めている。重く重く、時に沈み込んでいくようなサウンドは、間違いなくGodfleshの継承者である。かつてのインダストリアル・メタルはGodfleshの手法は受け継いだが(ドラムマシン+ヘヴィギターetc.)、Godfleshのニヒリズムや乾いた精神性はほとんど持ち合わせなかった。
しかしドゥームメタルからインダストリアルに接近したA & Pは、やっとGodfleshの遺伝子を開花させたバンドという思いで、私は感無量なのである。
内に溜め込んだ怒りを吐き出し、無慈悲に踏みつぶすようなノイズに満ちたこのアルバムは、インダストリアルの新たな流れとして注目すべきである。

なお、ライブ動画を見た所、ジャケットのTristanの口元にある四角い物体を通すとヴォーカルにディストーションがかかり、右手で握っているハンドルのようなものを押したり引いたりするとバスドラのような音が出るみたいである。



Women and Children

Author & Punisher / Women & Children (2013 Seventh Rule)

さて、こちらはこの夏に出たばかりの最新4thアルバム。前作は怒りに満ちた攻撃的な要素が多かったが、今作はより内省的になり、不安や恐怖といった要素が増えたように思える。
シンプルなジャケットも、記憶の底に眠る、なにか訳の分からない恐怖をかき立てる。
サウンドはよりエクスペリメンタルな方向に向き、新時代のノイズ・ミュージックといった趣だ。相変わらずとんでもなく重いのだが、より繊細なニュアンスも表現されるようになっている。
前作よりも複雑さを増し、前作が問答無用の重戦車なら、今作は精巧緻密に出来た、芸術的な拷問機械のようだ。

このアルバムのプロモーションツアーとして元PanteraのPhil Anselmoのサポートに起用され、先月無事全日程終えたようだ。私も今回のアルバム発売で彼の存在を知った訳だし、これからどんどん存在感を増していって欲しい。

なおこのアルバムは↓のRevolver Magazineのサイトで独占フルストリーミングで聴ける。

Exclusive: Author & Punisher Premiere New Album, Women & Children




ちなみに、「Author & Punisher」というバンド名は、聖書に出てくる「Author & Finisher」という語句をもじったものらしい。
「ヘブライ人への手紙」12章2節にある、
「looking unto Jesus, the author and finisher of our faith(信仰の創始者、また完成者であるイエスを見つめながら)」
という箇所らしい。「信仰の創始者で懲罰者」になってるw

スポンサーサイト
 | HOME | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。