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「リキテンスタイン 版画の世界」展@名古屋市美術館

2004年09月28日
名古屋市美術館に「リキテンスタイン 版画の世界」展を見に行った。リキテンスタインはめちゃめちゃ好きって程でもないけど、名古屋でやってくれるこの手の展覧会なら行っておかなくちゃ。名古屋市美術館は伏見(名古屋一のビジネス街)の白川公園にあり、黒川紀章の建築。鳥居など日本の建築要素の引用が各所に見られる。主に20世紀以降の作品中心に収集している。

Fafnir-Dragon II

↑美術館前のカラフルな彫刻はアレクサンダー・カルダーの”Fafnir-Dragon II”

さて、今回のリキテンスタイン展は初期から晩年までの作品を約100点展示していて、彼の作風の流れがよく分かるようになっている。リキテンスタインっていうとあのアメコミみたいな吹き出し入りのがよく知られているけど、こういうタイプのはかなり初期に多いということがよく分かった。これ以降は様々な表現方法を試みていて、私は後期の方が好きだ。

ブラッシュストローク初期の頃はスクリーントーンのようなドットを多用していたが、これが次第に斜めストライプ模様になっていく。
また、60年代の現代アート界では筆の勢い(ブラッシュ・ストローク)を多用する画家が多く、こういう作風の画家ががコピーのように続々と出てきたことにリキテンシュタインは批判的だったらしい。そういう批判も込めて、彼は「ブラッシュ・ストロークを版画で表現する」というタイプの作品を多数作っている(左の絵)。刷ったものに本物のブラッシュ・ストロークを描き加える、というのも多かった。

リキテンスタインはほとんど原色しか使わず、あまり曖昧な色遣いはしない。はっきりくっきりとしたまさに「ポップ」な感じだ。
また、過去の様々な芸術スタイルを引用している事が多い。美術のサンプリングとでも言おうか。印象派やピカソなどのキュビズムをモチーフにした作品は面白かった。こういった様式を大胆に単純化・洗練化して、その本質を鮮やかに表現していた。大胆に単純化された牛の絵はとても良かった。

それから、木材に着色した立体作品はSFMOMAでも見たことがあるが、個人的には彼の作品ではこういうのが一番好きだ。極限まで単純化した形と、鮮やかな色彩のハーモニーがとてもいい。

10月からはジョージア・オキーフ展も名古屋で開催される。NYの気分再現って感じでうれしいわ~♪

■名古屋市美術館
名古屋市中区栄二丁目17番25号(白川公園内) Map
Tel. 052-212-0001
開館時間:
9:30-17:00(入場は16:30まで)
金曜日は、20時(入場は19:30)まで (祝日にあたる場合は除く)
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車、5番出口から南へ徒歩8分
地下鉄鶴舞線「大須観音」下車、2番出口から北へ徒歩7分
地下鉄名城線「矢場町」下車、4番出口から西へ徒歩10分
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/
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「ボウリング・フォー・コロンバイン」

2004年09月16日
テレビでマイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」をやっていたので見る。前から見たかったのでビデオを借りようと思っていたが、テレビでやってくれてよかった。
この映画はご存じのようにムーア監督の出世作で、アメリカの銃問題についてのドキュメンタリーである。監督自身がアポなし取材風に各地を訪ねる。

まずはあのコロラド州のコロンバイン高校で起こった乱射事件からこの問題を追究する。これで初めて知ったが、「サウスパーク」の作者二人はコロンバイン高校出身だったそうだ。へ~。犯人二人が好きだったマンソンさんも登場。
この辺は嫌になるくらい典型的な郊外住宅地。監督は事件の根はこの「アメリカ的な郊外生活」にあるのではないかと考える。アメリカ白人はアメリカ建国以来常に何かに怯えながら生きてきた。インディアン、黒人etc.。 白人達は安全な郊外に逃げ、何重にも錠を掛け銃で武装した。テレビは犯罪の恐怖を煽り、スーパーでは簡単に銃や弾丸が買える。そして郊外の白人は見えない敵に怯えさらに武装する。実際、都市部よりも郊外の方が銃撃事件が多いそうだ。

世界の先進各国の年間の銃犯罪犠牲者の数が軒並み2桁ほどなのに対して、アメリカは1万人を越える。これはどう考えても異常だ。アメリカでは銃がすぐ手に入るからなのだろうか。監督はカナダに取材に行く。

カナダでもアメリカと同じようにスーパーで銃が買える。しかし、銃犯罪の数はたかが知れている。これはなぜなのか。カナダではどの家も鍵を掛けないという事に非常に驚いたが、これほんと?!トロントみたいな大都会でもそうらしい。安全だと言われる日本だってみんな鍵はしっかり掛けるぞ。誰かカナダに住んでる人教えて~!

監督は全米ライフル協会長の俳優チャールトン・ヘストンを訪ねる。ヘストンは悲惨な銃撃事件が起きた街にいつも事件直後に行って、ライフル協会の大会を開く。監督はヘストンに「なぜアメリカではこんなに銃犯罪が多いのか」と尋ねると、「様々な人種がいるからかな」。しかしカナダでも白人以外の人種の割合は高い。

監督はまた振り出しに戻り頭を抱える。う~ん、なぜだろう。単なる人種の問題じゃなさそうだ。
まぁムーア監督の主張をそのまま受け入れていいのかどうかは分からないが、いろいろと知らなかった事実を教えてもらった映画だった。特に郊外化の問題は興味深かった。これを見た人は考えるきっかけを与えてもらえたはずだ。

ニューヨークで食べたもの

2004年09月08日
NYではいろいろな国の料理を食べた。さすがに何でもある。

って言ってもまずはNY名物のベーグル。元々ベーグルが好きなので楽しみにしていた。2回食べたが、どっちも有名店。最初はアッパーウエストにあるH&H Bagels。ここはサンドイッチとかにはしてくれなくて、ただシンプルなベーグルだけを売る。日本で売ってるベーグルの2倍はあって、ずっと歯ごたえがあって腹持ち抜群。ここではブルーベリーベーグルを買ったが、とても美味しかった。とにかくどっしりとしていて、もちもち♪

もう一つはミッドタウンのEss-a-Bagel。ここはいろんなアレンジのサンドイッチにしてくれて、店内でも食べられる。めちゃめちゃ混んでいた。私は定番のポピーシードのベーグルにスモークサーモンとクリームチーズという組み合わせを食べた。お~いし~!ダンナさんはローストビーフとパストラミという肉々しい組み合わせだったが、これがとんでもないほど入っているのだ。3,4cmはある。私達がレジに行ったら、陽気なおじさんが「コンニチハ、オゲンキデスカ?」とかやたら日本語の挨拶を連発していた。ここはクリームチーズ代わりの豆腐のペーストがあったり、伊藤園の海外向けペット茶があったりするから日本通なのか?

あとアッパーウエストでマレーシア料理。チキンのマンゴーソースっていうのを食べたが、鶏肉の酢豚みたいだった。アッパーの店はどこも通りに面した部分が大きなガラス張りで、似たような造りが多かった。

ミッドタウンではテキトーにイタリアンの店に入ったが、意外と美味しかった。
46th St.はリトルブラジルらしく、ここのブラジル料理の店にも入った。ブラジル料理ってそういえば初めて食べたが、甘くない小豆のペーストみたいなのがよく付いてくる。ソーセージと鶏肉を炒めたものに唐辛子のペーストが付いてきたのは、激辛だったがとても美味しかった。
それと前にも書いたがホテルのフレンチ・アメリカンのレストラン。湯むきしたトマトに豆腐ペーストを詰めた前菜がとても美味しかった。

朝食はボリュームたっぷりのアメリカンブレックファストを何度か食べた。

NYは非常に物価が高くて東京と変わらない。安いのはコーチのバッグとタクシー代くらいだ。でも量は2倍はあるから食べきれない。NYでは常に満腹だった印象がある。もう少し安くてハーフサイズってのがあればいいのになぁ。

日本人を見分ける方法

2004年09月08日
今まで行ったアメリカの各都市で、日本人観光客を見かけた頻度はそれぞれだった。
サンディエゴではほとんどいなかった。
サンフランシスコではたま~にそうかな、と思う人を見かけたくらい。
ロサンジェルスではハリウッドの激観光スポットでそこそこ。ってかLAは巨大なので、もっといろんな所に散らばってるんだと思う。空港も日本語表記あったし。
そしてニューヨークではかなりの回数で見かけた。

日本人観光客はやっぱり一目で分かる。NYには様々なアジア系観光客ももちろんいるが、日本人は非常に特徴的なのだ。つまり、

1.カジュアルだが、小綺麗でおしゃれな服装をしている
2.必ず斜め掛けバッグを肩から掛けている
3.他のアジア人に比べて華奢
4.何となく態度が弱気でおどおどしている

他のアジア系の女性は顔立ちは日本人ぽくても、日本人だったら絶対着ないような色の服を着ている事が多い。同じピンクでも、日本人と中国人では全然違うのだ。日本人は微妙な中間色を着ている事が多いが、他のアジア系はもっとどぎつい色だ。

そして日本人は「NYは怖い所」というのを刷り込まれているので、バッグは必ずA4サイズくらいの斜め掛け。ガイドブックを必ず持参していることも特徴的だ。他のアジア系は小さいハンドバッグとかで、ガイドブックではなくせいぜいインフォメーションセンターでもらったペラペラの地図くらいだ。

また、外見は日本のジャニオタによくいるような、ちょっと太めでダサい服装のアジア人がいても、NYではほぼ日本人ではない。あれ?と思っても中国語を話していたりすることが多かった。日本人の女の子はどの人もみんな華奢だ。

それから、日本人は英語力がないってこともあると思うが、総じてなんとなく弱腰の態度だった。「白人社会に紛れ込んですいません」みたいな雰囲気をかもし出している。
それに比べて、中国系の観光客は中国語でガンガンまくし立てながら、ズンズンと喧嘩腰なムードを漂わせて街を闊歩している。この迫力には、日本人は絶対負ける。

中国系と韓国系の違いはいまいち分からなかったが、日本人だけは一発で分かるのだ。
あと、アメリカ人なんかは海外で同国人に会うと結構話しかけるのに、日本人はなぜか無視する(笑)。自分もなんかそうだったが、これってなんでなんだろう。日本人は実は日本人であることが内心いやなのだろうか?

NY総括

2004年09月08日
ああ、ベーグルの香り漂うNYから、味噌臭い名古屋に戻ってきてしまった。明日からすぐ仕事開始だし。

で、NYの総括的な印象を。
NYは西海岸と比べて、(特に平日のビジネス街は)みんな歩くのが速い。
気候は思ったより暑かった。カラッとはしてるけど、日差しは強い。去年のサンフランシスコの方がずっと涼しい。結局長袖はほとんど着なかった。

人種については、SFやLAはヒスパニック系やアジア系が多かったが、NYはもっと多種多様だ。クイーンズに行く地下鉄の中で、ほんとに人種の展覧会みたいだと思った。ここでは白人はあくまでもマイノリティーの一つだった。Knitting Factoryに行く時に乗ったタクシーの運転手さんは大きなターバンを巻いた頭をしていた。道にはあまり詳しくない(^^;

NYで特徴的なのはユダヤ系の存在だ。デリや街の屋台ではユダヤ系のコーシャーフードをよく見かけた。これは西海岸ではそれほど目に入らなかった。日曜日には黒い服でヒゲを長く伸ばし、縦巻ロール(笑)のラビ(ユダヤ教の牧師)がたくさん歩いていた。ニューヨークが「Jew York」と呼ばれる所以だ(「Jew」は軽蔑表現なので日本人は「Jewish」を使うべし)。

また、5番街付近ではブランドバッグの偽物を売る屋台がたくさんあったのにちょっと驚いた。ヴィトンやシャネルなど、日本の街角で売ってるのと同じ。西海岸では見かけなかったが、私がロデオドライブに行かなかったからだろうか?少なくともSFでは見なかった。これらの屋台はほぼすべていかつい黒人がやっている。角ごとに風呂敷みたいにシーツにくるんだバッグの包みを地面に置き、頃合いを見計らって待機している。5番街の各ストリートの角はホットドッグの屋台、ちょっと奥に入って偽ブランド屋台、という感じで縄張りが決まっているらしい。
彼らの話している言葉をちょっと聞いたら英語ではなかったので、多分アフリカから来た黒人だと思う。

アッパーウエストやアッパーイーストを歩く人は白人だけではないが、みんなどことなく小綺麗な服装だ。ミッドタウンはもっといろいろ。
お店の店員の対応は、西海岸より愛想がないっていうかぶっきらぼうかな。西海岸はスマイリーだった印象がある。ファストフードの店員でもニコニコして応対してくれた人が多かった。

住むんだったら西海岸の方が日本人にとっては居心地がいいと思うが(NYは物価も高いし)、NYはやはり刺激的な街だった。アートに関しては世界一だと思う。せめて1ヶ月くらい滞在出来たら、ライブももっといろいろ見られたのになぁ。

とうとう帰国

2004年09月07日
ああ、とうとう日本に帰る日が来てしまった。NWは午後の便なので楽でよかった。帰りのJFKまではタクシーで行ったが、あっけなく着いた。早く着きすぎて免税店でじっくり買い物できた♪
NYを歩き回る日は正味5日間しかなかったが、これじゃ全然足りない。結局SOHOやグリニッジ・ヴィレッジには行けなかった。こういう所の方が地元民の生活がよく分かるのに。ミッドタウンは観光客向けの所ばかりだ。ヴィレッジのレコード屋とか見たかったのに。絶対また来よう。

ミッドタウンのホテルに移動した日、42nd St.のBrayant Parkの前でバリバリゴスメイクのにーちゃんを見かけた。ミッドタウンにはこういう人は全然いないからめちゃめちゃ目立ってた。

で、Macy'sに行った時、近くの広場でなんとこのにーちゃんに再び遭遇したのだ!NYみたいな大都会で同じ人と2回も偶然に出会うなんて、全く嘘みたいだ。
多分このにーちゃんはどっかNY以外の街からやって来て、Drop Dead Festivalを見に来たんじゃないかと思う。要するにおのぼりさんなので、昼間はミッドタウンでウダウダしてたんだと思う。ビンボーだから観光も出来ず、公園でボケーッとしててるしかなかったんだと(笑)。きっとロック系の若者はイーストヴィレッジやグリニッジヴィレッジ辺りにいるんだと思う。ほんとにミッドタウンにはこの手の人種がいない。

んで、勝手にこのにーちゃんの人生を想像。
名前はブライアン(なんとなくマンソン氏の本名がぴったり来る)。年齢は21歳。サウスカロライナから一人でグレイハウンドバスでやって来た。NYは初めて。
高校卒業後、地元のガソリンスタンドで働く。住んでる町は田舎で、何十年も前から眠ったような所だ。高校時代、クラスメイトはみんなLimp Bizkitとかを聴いてたが、彼はずっとゴス。学校から帰ってくると自分の部屋に閉じこもり、Bauhausを聴きながらバイロンの詩を読むのが習慣。
しかし周囲からは「ホモ野郎」などといじめられること多数。悔しかったが、「繊細さを解さない粗野なヤツら」と心の内で毒づくのみ。
DDFでAusgangとSkeltal Familyを見られることだけを生き甲斐に、時給5ドルで働いたお金を貯めてきた。しかしそれももう終わってしまった。またシコシコとつまらない仕事をする毎日が。ガールフレンドもいない。
僕はこんな寂れた町で朽ち果ててもいいのか。NYの若者はみんな華やかで生き生きしている。
彼は帰りのバスには乗らなかった・・・

こういうのを勝手に考えるのって大好き(笑)。

An Evening With...Siouxsie @B.B.King Blues Club & Grill/2日目

2004年09月06日
NY最後の夜はまたSiouxsieだ。どうせ始まるのは遅いんだろうと思って8時半頃B.B.Kingに行ったら、ちょうど始まった所で危なかった。今日はカメラチェックがあったが、バッグの分かりにくい所に入れていたので見つからなかった。カメラを起動させたらセキュリティに見つかり、仕方なく引っ込める。

昨日と衣装は同じだが、演奏曲が全然違う。初めが"Hai!"の曲というのは同じだが、Bansheesの曲は毎回変えているようだ。今日は"Christeen"はなくて、"Kiss Them for Me"や"Kiss the Girl""Prettiest Thing"をやった。NY前には西海岸を廻っていたようだが、これだけ選曲を変えるからには相当リハをやったんだろう。

Siouxsieは「昨日も来た人~?」と観客に聞き、「今日は早いでしょう?昨日はボーイズがモタモタしてたのよ」とか言ってた。Siouxsieは話す時やたらfuckin'を連発する。言葉遣いは悪い(笑)。コーラス嬢はロシア人とインド人だそうだ。
今日は昨日よりも前の方で見たが、近くで見るとSiouxsieは富士真奈美に似ていた(^^; 髪をひっつめてるからかな。羽織ってるキモノドレスを脱ぐとホルターネックになるが、Siouxsieは何か体格がいいっていうか、たくましいな。かなりの暴力女らしいが、実際強そう(笑)。本人も意識してるのか、よく腕に筋肉をモリッと出すポーズをする。

今日もまたアンコールを3回やったが、これは実はアンコールじゃなくてただの休憩なんじゃないかと思った(笑)。ラストでは「この曲は随分やってなかったんだけど」と言って"Arabian Knights"をやった。
Bansheesの曲はリズミックだからライブだと映えるが、Creaturesの曲はわりとズンドコズンドコドロドロドロという調子だから多くやると単調になりがちかな。Creaturesオンリーのライブは結構きついかも。Banshees:Creatures=3:1くらいの割合だとちょうどいい感じ。
終わりの方になると結構写真を撮ってる人がいたので、私もこっそり撮っちゃった。

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↑富士真奈美さん

昨日まで3日間Knitting FactoryでDrop Dead Festivalというゴスイベントをやってたので(AusgangとSkeltal Familyがまだやってたのに驚く)、今日はそこに行ってた人が増えたのかちょっと派手な現役ゴスが増えた。Siouxsieは明日までここでやる。
帰りにダンナさんがツアーTシャツとマグカップ購入。

MoMA QNS(NY)

2004年09月06日
今日で実質上NY最後の日だ。今日はレイバーデイなので休みのお店が多い。
朝食後、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に行く。現在ミッドタウンのMoMAは改装工事中なので(今年11月にオープン)、クイーンズの仮設建物で展示している(だからQNS)。5th Ave.から地下鉄7号線で一本の所にあり、すぐ着いた。殺風景な場所にある。この仮設建物は元ホチキス工場だそうで、青く塗ってあるが確かに工場っぽい。

まずはパーマネント・コレクションからの展示。ポロックの"White Light"はやはり画集で見るのとは迫力が全然違う。艶やかに盛り上がる絵の具の勢いはとても生命感があって、白と黒が非常に効果的だ。ポロックは"Shimmering Substance"も展示していた。それからここで初めて知ったUmberto Boccioniという人の絵がとても気に入った。特に”States of Mind: Those who go”という絵は、ブルーの雲母の薄片のような感じで、硬質な雰囲気でかっこいい。"State of Mind"は連作で、他に2枚展示してあった。
他にピカソ、マチス、ルソー、ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、デ・キリコ、ミロ、エルンスト、マグリット、リキテンシュタイン、ウォーホールと20世紀アートのスーパースター勢揃いといった感じだ。

そして"Humble Masterpieces"という企画展は、ポストイットやバンドエイドといった現代生活に欠かせない重要な発明品のインダストリアルデザイン展だ。これは非常に面白かった。現物が展示してあるのだが、他に綿棒、チュッパチャプス、卵ケース、ゼムクリップ、安全ピン、紙コップ、アイスのワッフルコーン、ジップロック、泡立て器、三角牛乳パック、クラフト紙のショッピングバッグ、ハサミ、ボールペン、使い捨てライター、王冠、スプーンストローなど、これらが発明される前は一体どうやって用を足していたのかと思えるようなごく日常的な品々だ。一番最近の発明品は、日本製のカドケシだ。泡立て器が出来る前は、どうやって生クリームやスポンジケーキを作っていたんだろう。どれも極めて精巧にデザインされていて、改めてその機能美に気付かされた。

それからLee Bontecouという人の回顧展があったが、これはすごかった。(こんな感じ)ちょっと他にはない作風でかなりイッちゃってる。すべて無題の立体作品や絵画が展示されているのだが、とにかく初期の作品は「穴」に取り憑かれているかのように同じテーマのものを作り続ける。色は褐色がほとんどで、ちょっとインダストリアル的な雰囲気。これが次第に「通気口のようなものから覗くメタリックな尖った歯の生えた口」みたいなモチーフばかりになり、少しギーガーを思わせる。ガスマスクのデッサンも。希望は皆無だ。
それが途中から急に貝や魚のようなモチーフに替わり、明るい色彩に変化する。以前のような神経症的な雰囲気から、穏やかで生命を賛美するようなものになっている。この人は多分最初は工業都市のような所に住んでいて半ばおかしくなりかけだったのが、どこか海辺の街に移って精神の均衡を取り戻したんじゃないかな。最後の方の美しく軽やかな貝のモビールは完全に吹っ切れた感じ。波のような絵は極めてブルーが美しい。

そして"Tall Buildings"という建築の企画展もあった。これは世界各国で計画中の超高層ビルの模型を並べたもので、ロケットみたいなものや「口」の字みたいに真ん中に穴の空いたものなどユニークな建築がたくさん。World Trade Centerビルの模型は3,4個あった。全体的にNY、ロンドン、中国、ソウルのビルが多く、これはその都市の活況を反映しているのだろう。東京のビルが一つもなかったのは悲しい。

ミュージアムショップでは20世紀の写真の本と、ロスコーのポスターブックを購入。それからロトチェンコの分厚い本が半額バーゲンになっていたので速攻ゲット!大ラッキー♪この本はよく見ると以前MoMAでやった企画展の図録らしい。ロトチェンコの総合的な展覧会をずっと見たいと思っているが、やっぱMoMAではやったことがあるのか。いいなぁ、NYの人は。
ということでMoMAはさすがという感じで大満足。今回の旅でNYを代表する現代美術の美術館を3つ見たが、総合的な内容ではここが一番濃かった。今度ミッドタウンの方がオープンしたらまた行きたい。

外に出ると、ロシア系らしいおばちゃんがロシアプロパガンダポスターのTシャツを売ってたので思わず買ってしまった(笑)。強い訛りがあって英語が聞き取りにく~い!

An Evening With...Siouxsie @B.B.King Blues Club & Grill/1日目

2004年09月05日
夕食後、9時頃会場のB.B.King Blues Club & Grillに行く。8時オープンだがなかなか始まらない。この会場はかなり広く2000人くらい入るんじゃないだろうか。左側はレストランになっていて、食事をしながらもライブが見られる。この日はソールドアウトで、サウンドボード(照明ボード?)のすぐ側にやっと場所を取る。

9時半頃、BudgieのドラムとLeonard Eto(元 鼓童の人)の和太鼓セッションからようやく始まる。そしてSiouxsie登場。今回はBansheesでもCreaturesでもなく、両方の美味しいとこ取りみたいな内容で、Creaturesの最新作"Hai!"からの曲を初めに数曲やって、他は初期~中期の曲が中心。"Hai!"はサマソニで来た時に日本から受けた影響がバリバリに反映されているアルバムなので(Eto氏の他にホッピー神山も参加)、今回のSiouxsieの衣装はゲイシャガール風キモノドレス。胸元が大きく空いていて黒に赤のアクセントが入ってるものだが、これってこの間叶美香が「リディック」の試写会の時に着てたのと色違いなんじゃないか?(↓参考資料)髪はアップで羽根飾りみたいなのを着けている。サマソニの時よりもちょっと痩せたかな?

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メンバーはSiouxsieとBudgieの他はみんなヘルプの人で、Eto氏の他はベース/ギターの人とキーボード、それにコーラス嬢2人。"Hai!"の曲からBanshees初期の曲に移ると、Eto氏は一時退場。Bansheesの曲といってもメジャーなのは"Christeen"と"Happy House"くらいで、結構レアなのばかりやっていた。"2nd Floor"で一度引っ込み、アンコールに入るが、なんと3回もアンコールをやった。私の場所からボードに貼ってあるセットリストらしきものが見えたが、アンコールと思われる部分は一ヶ所で、エンジニア氏はあらかじめプログラミングしてない2,3回目では困り果てた様子だった(笑)。Siouxsieは再登場時マイクの調子が悪いと機嫌を損ねて暴れるポーズ。2回目はSiouxsieとBudgieだけ。

客層はやはり高齢で、ハゲてる人も結構いた(笑)。ゴスファッションの人はかなり少なく、みんなフツーの格好。大盛り上がりのライブだった。Siouxsieの存在感はやっぱすごい。カメラチェックもなかったので写真を撮ってる人も結構いたが、私はチェックがあると思って持ってこなかった。失敗。明日は持ってこよう。

ブラジル祭りの日

2004年09月05日
今日はブラジル系の人達のフェスティバルで、6番街は通行止めで大騒ぎだ。どこを見てもブラジル国旗カラーの人達がゾロゾロ。NYにはこんなにブラジル系がいたのか。

今日こそはSOHOに行こうと思ったが、その前にロックフェラーセンターにある大きな書店Barnes & Nobleへ。美術書のコーナーは思ったより小さいなぁ。支店の場所によって違うのかな。SFのUnion Sq.のお店は結構あった。でもここにスティーグリッツの写真集があったので買う。今回の旅の裏テーマはなんかスティーグリッツ&オキーフ(笑)。あとニューヨークの建築の写真集と、「B&W」という写真雑誌、それからバーゲンコーナーにあったタルトのレシピ本を購入。じっくり見て回ったのでもうお昼になってしまった。でも重いからホテルまで本を置きに行く。

とかまたダラダラしてたらもう2時過ぎ。今日はSiouxsie前にホテルのレストランに6時に予約を入れてあるし、SOHOまで行ってたらあんまり店も見られそうもない。でも今日のディナーの時に持つバッグを買わないと~!街歩き用のメッセンジャーバッグじゃドレスに合わないし~。で、ダンナさんがMacy'sに行くというので一緒に行くことに。

Macy'sはおハイソエリアではない庶民的な地区にあるが、売ってるものもわりと庶民価格。超高級ブランドは入ってない。GUESSの最新ラインはすごい。グッチとかヴィトンとかプラダのパロディみたいなのを堂々と出している。ナイロン地に三角プレートで「GUESS」って書いてある(笑)。きっついジョークだなぁ。グッチもどきのが結構かっこよかったんだけどちょっと小さい。COACHコーナーを覗いたら、ブラックレザーにメタった大きい金具が付いてる好みなのがあった。もう時間ないしこれにしちゃえ!と思ったが、店員さんが忙しそうなので、結局5番街の直営店で買った。きゃ~、5番街ショッピングしちゃったわ。

さて、ディナータイム♪ホテルがフランス系だから(ギフトショップもパリ直輸入の小物を売ってる)レストランもそうかと思ったら、意外とカジュアルだった。でも盛りつけがおしゃれだし「フレンチ・アメリカン」料理なのかな?結構おいしい。サービスもよかったし(ウエイターさんがイケメン♪)、このホテルは○。でもSOHOとかVillageを廻るにはダウンタウンのホテルの方が便利だしなぁ。ってもミッドタウンの方がホテル数は圧倒的に多いし。

さあ、これからいよいよSiouxsieだ!

グラウンド・ゼロ、つーか激安ショッピング

2004年09月04日
今日はSOHOにショッピングに行こうかということになった。5番街はいわゆる「ブランド」がゾロゾロある所だが、SOHOはセレクトショップとか個性的な店とかが多く、言ってみれば代官山みたいな所だ。お出かけバッグを買いたかったのだが、私はいかにもブランドは嫌いなのでSOHOでおしゃれなのを買おうと思っていた。しかし午前中はお店はまだやってない。
昨日私がグッゲンハイムでアートな時間を過ごしてる間、ダンナさんはCentury 21というブランド服などの大きなディスカウントデパートで物欲の時間だったのだが(笑)、「アウトレットなんて結局きっついデザインしかないじゃん」と思っていた私も、ゴルチェやD&Gをドサドサ「これ何十ドル」とか出されるとグラッと来た。 で、先にここに行ってみることにした。

Century 21はグラウンド・ゼロの真向かいにある。別に「祈りを捧げに」とかいうつもりは全くなかったのだが、期せずして歴史的事故現場に行くことになった。タイムズスクエアからバスでWorld Financial Centerまで行きポコポコ歩いていると、大きな工事現場みたいなのが見えてきた。付近の道端で、いかにも大統領選真っ只中という感じの光景を目にした。ブッシュとケリーのどちらかに「NO」のメッセージを書き込むらしい。↓

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↑グラウンド・ゼロはすっかり観光地化していて、たくさんの観光客がフェンス越しに覗いていた。ビル群が立ち並ぶ中にぽっかりと空いた大きな空間では、既に瓦礫は取り除かれて新しいビルのための土台作りをしていた。

Century 21はブランド服から化粧品、ホーム用品まで様々なものがディスカウント価格で売られている。これはアドレナリンが出るな。レディースのゴルチェやD&Gなんかはやはり売れ残りっぽいのしかなくて、日本では知られてないメーカーのかっこいいカットソーとダウンコート、あとDKNYのパンツを買った。ジバンシーの香水セットを買ったら、それだけで売れそうなトートバッグをくれた♪
何だかんだいっぱい買ったので荷物がすごいことになったので、一回ホテルにタクシーで戻る。やっぱSOHOをディスカウントショップの袋持って歩けないし。 ホテルでダラダラしてたら結局SOHOに行く時間がなくなった(^^;

Sofitel New York

2004年09月03日
さて、ホテルに帰ってきてダンナさんと一緒に夕食を食べにタイムズスクエアの方へ。途中のHMVで昨日のTrans Amの前にかかってたDevoのDVD購入。プレステだとリージョン1でも見られるらしいというので(去年TomokoさんがTONのDVDが見られたと言ってたのだ)一か八か買ってみる。日本盤なんか出てる訳ないし。あとMeat Puppetsのライブも。これは「リージョン0」ってなってた。

タイムズスクエアの方はほんとに騒がしい。新宿みたいだ。歩いてるのは観光客ばかり(自分も観光客なのを棚に上げる)。今泊まってるSofitel New Yorkは5番街と6番街の間にあるのだが、この辺は落ち着いていて静かな環境だ。TSの方にはヒルトンとかマリオットとか大きなホテルがたくさんあるが、あっちに泊まらなくてよかった。

で、このSofitelは文句の付けようがない素晴らしいホテルだったのだ!Sofitelグループはフランス系の大きなホテルチェーンで東京と名古屋にもあるのだが、なぜかこのNYのホテルは日本のガイドブックにはほとんど載っていない。なので日本人客は私達しかいなかった。ヨーロッパからの個人客が多いようで、もちろんツアー客はなし。
四つ星ホテルだけど意外と値段が安くて、私たちが泊まったときは一泊$220(ホテル予約サイト経由)。NYでそこそこの所に泊まりたかったら最低$200は出さないとダメらしいが、この設備でこの価格ははっきり言ってお得!このホテルのある通りにはAlgonquinとかIroquoisとかRoyaltonとかCity Clubとか個性的なホテルがたくさんあるのだが、みんなもっと高い。

Sofitelの部屋は結構広くてゆとりがあって、バスルームも広い。なんと言ってもシャワーブースが別になってるのがポイント!大理石張りの洗面台も使いやすいし、アメニティもフランス製のRoger & Galletを使っている。香りがとても良くて高級感いっぱい♪ それからバスローブもあるし、部屋にはCDプレイヤーもあるし、言うことなし!インテリアもおしゃれで従業員の対応も丁寧だし。ここははっきり言って穴場だ。またNYに来たらここに泊まりたい。

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↑ベッド周り。部屋のインテリアは優しくシックで、とてもおしゃれ♪

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↑右の奥のがシャワーブース

なお、あとでここのレストランにも行ったが、サービスもよくてとても感じがよかった。味はまぁものすごくおいしいというほどでもないけど、ホテルの標準レベルはクリア。料理はフレンチ-アメリカン。

それから1階にあるギフトショップでは、フランスから輸入されたおしゃれな小物がいろいろあった。小粋なセレクトショップのようだ。ホテルで使ってるRoger & Galletのバスグッズなども売っている。
知る人ぞ知るといった感じのおすすめホテルよん♪

■Sofitel New York
45 West 44TH Street,10036,NEW YORK
Tel.(+1)212/354-8844
Fax.(+1)212/354-2480
E-mail: H2185@accor.com
http://www.sofitel.com/sofitel/fichehotel/gb/sof/2185/fiche_hotel.shtml

グッゲンハイム美術館(NY)

2004年09月03日
090304_1.jpg今日からミッドタウンのホテルなのでチェックアウトして移動。新しいホテルに着いてからちょっとダンナさんとは別行動タイムということで、私はグッゲンハイム美術館に行く。

グッゲンハイムは建物が特徴的だし、ホイットニーよりもかなり観光客が多い。いつも思うのだが、自国では別に美術館もミュージカルも行かないのに、なんで海外旅行だとみんな突然行くのだろう。私はミュージカルには全然興味がないので、ブロードウェイはホテルのすぐそこだが全く見なかった(笑)。

いくつか企画展があったが、一番私が感激したのは"Speaking With Hands"というタイトルの、手をテーマにした写真展だ。シンディ・シャーマン、ギルバート&ジョージ、アンセル・アダムズ、ダイアン・アーバス、ロバート・キャパ、エドワード・ウェストンなどの著名な写真家の作品がたくさん並ぶ。
なかでも一番素晴らしかったのは、アルフレッド・スティーグリッツが妻のジョージア・オキーフの手を撮った写真だ。二つの手が優美な曲線のラインを型作り、とてもエレガントだ。オキーフは晩年の写真での顔しか知らなかったから、こんな美しい手をしていたとはちょっと驚いた。昨日オキーフの絵を見たばかりだが、お互いに才能溢れる夫婦っていいなぁ。憧れちゃう♪
それからSally Mannの"Last Light"という写真。少女の最期の脈を父の手が取っているかのようだ。少女の表情が心を打つ。

あとロトチェンコやリシツキーなどのロシアアヴァンギャルドの写真もいくつかあった。
それから有名人の手を撮ったものも。コクトーの手は恐ろしいほど繊細だ。元祖スーパーモデルのイネスはとてもほっそり。ビアズリーは指がとんでもなく長くて極めて神経質そう。逆にウォーホールは意外と指先が丸っこくて、この人は実は結構雑な所のある人だったんじゃないかと思った。
たくさんの手の写真を見て、「手は口ほどにものを言う」としみじみ思った。驚くほど表情を持っている器官だ。たっぷり素晴らしい作品を見られて大満足の写真展だった。

グッゲンハイムでは他にもいろいろ企画展があった。
まず現代彫刻のパイオニア、ブランクーシの数々の作品を集めた展示。やはり”Bird in Space”が一番素晴らしい。これだけで鳥だと思わせる表現力はすごい。ギリギリまで削ぎ落として、イメージを徹底的に凝縮させた感じだ。

それからパーマネント・コレクションからのハイライト展。モンドリアンから始まるミニマリズムに焦点を当てたものだ。ここはカンディンスキーの世界一のコレクションを持っているので、彼の絵が好きな私は期待してたのだが、それほど多くは展示してなかったのでちょっと残念。でも間近で見る代表作はやっぱりいい。小学校の図工の教科書に「非常に音楽的」と説明があったのをよく覚えているが、ほんとにそんな感じ。軽やかな色遣いが心をウキウキさせる。

あとゴッホとかモネとか。この辺は好きじゃないので飛ばす。
しかしこの美術館は見るのがとても疲れる。フランク・ロイド・ライトの建築は見た目はとても素晴らしいが、かたつむりみたいな渦巻きをずっと歩いて上って行かなきゃならない(ってか、エレベーターで一番上まで上って、あとは下りて見ていけばいいのかも)。この間に絵が展示してあるのだが、まとまった企画展は端にある小振りのギャラリーで開催されている。しかし"Speaking With Hands"の様な展示数の多いものはいくつかのギャラリーに分かれ、その合間の通路に全然違う企画展の作品があったりするから印象が非常に散漫になってしまう。もっと大きな部屋でまとめて見たい。
しかし企画展の水準はやはり超一級だ。こんなのを入れ替わり見られるニューヨーカーはほんとにいいなぁ。

ミュージアムカフェで休憩。暑い日だったのでアイスカプチーノを注文するが、カプチーノはホットしかメニューにないみたいだったが作ってくれた。しかしカフェのお姉さんは初めて作ったらしく非常にぬるい(^^; でも頑張って作ってくれたので感謝。
ミュージアムショップでマレーヴィチのマグネットなんてレアなのがあったので即ゲット。昨日のホイットニーでモビールがほしくなったので、おしゃれなのを買う。これ、日本だとえらい高いのだ。あと母が最近ロスコーが好きらしいのでポスターと画集をお土産に買う。

ニューヨークはやっぱり世界のアートの中心だ、ということをひしひしと感じた。セントラルパークの近くに住んで、散歩がてらグッゲンハイムやホイットニーに行くような生活っていいなぁ。今は名古屋に引っ込んでるから、余計こういう生活が贅沢に感じる。ニューヨーカーがほんとにうらやましい。

Trans Am@Knitting Factory, NY

2004年09月02日
昼間は自然史博物館とホイットニー美術館に行くというハードスケジュールだったが(こちらこちらの記事参照)、夜はライブだ!
アッパーウエストでマレーシア料理を食べて、タクシーでトライベッカのKnitting FactoryまでTrans Amを見に行く。KFは有名だからもっと大きいのかと思ったら、300人も入ったら酸欠の小さな所だった。

8時オープンだが、余裕をかまして9時半頃着いた。もうバンド始まっちゃったかな?と思ったら、入ってしばらくしてからバンドの演奏が始まった。もう2番目くらいかな?つーか今日は平日だしもうTrans Am?何しろこういうバンドはアルバムに自分たちの写真を出さないから、メンバーの顔が分からない(^^; TAは3人組だが、このバンドは4人だしアジア系がいるからTAではないと思う(笑)。
結局これが最初のバンドで、Good Morningというらしい。演奏はすっごく上手くて、TAやSonic Youth辺りの流れの音で結構かっこいい。しかし、ファッションが恐ろしくダサい。イケてない理系の大学生みたいだ。これを何とかしないとメジャーディールは無理(笑)。

次のバンドはOneidaというブルックリン産の3人組。かなり歓声があって結構人気あるらしい。このバンド、音が誰とも似ていない、相当ユニークなタイプ。構成はVo/オルガン、ギター、ドラムで、このドラムがずっとテンション高く叩きっぱなし。よく体力が持つな。このバンドは痙攣したようなリズムが特徴で、アグレッシブなオルガン(これはなかなかレア)とセンスのいいギターの突然変異的異端児って感じでかなり良かった。あとでCD見付けたら買おうかと思う。要チェックだ。

その後DevoのPV集がスクリーンで流れる。これ、ほっし~い!そしてやっとTrans Am。他のバンドが出る度に「これTA?」とか言ってたが、一目見ただけでやっぱ全然違う。超A級バンドのオーラを出しまくってました。メンバーはオレンジの上下を着ていたが、これってさっきのDevoからの流れか(笑)。
もうね、ほんと上手いの。圧倒的な演奏力。タイトで硬質な音はめちゃめちゃかっこいい。アルバムよりもずっとロック色が強くて、グイグイ引き込んでいくパフォーマンスはさすが。途中でキーボードも演奏したりしてたが、確かにさっきのDevoにちょっと通じる所があるかも知れない。
演奏時間は短めだったが、ほんとにいいライブだった。鍛え上げられた演奏力のすごさを見せつけられた感じだった。

平日なのに終わったのは深夜1時・・・。タクシーでホテルに帰り、疲れ切って寝る。

ホイットニー美術館(NY)

2004年09月02日
自然史博物館を出たあと(こちらの記事参照)、セントラルパークをアッパーイーストサイドまで突っ切って、ホイットニー美術館へ。一日に二つもミュージアムに行くとはすごい強行軍(^^;
ここは20世紀以降の現代アートを集めた所だが、思ったよりこじんまりしていた。

まずはパーマネント・コレクションからのハイライト展示。ウォーホールやリキテンシュタインなど、いかにもモダンアートって感じの有名な作品がゾロゾロ。
ジョージア・オキーフの絵はあのバッファローの骨のやつと綺麗な色彩の抽象画があったが、やっぱりオキーフの絵は素敵だ。個人的には抽象の方が好きかも。淡い色合いがとても美しい。
Joseph Stellaの”Brooklyn Bridge”は平面分割っぽい画面構成がかっこいい。この人の絵はSFMOMAでも見たと思うが、その時も好きな感じだった。Jim Dineの作品もSFでも見たと思ったが、立体感のある半オブジェのような絵は好きなタイプだ。
Alexander Calderはたくさん作品を集めたコーナーになっていて、有名なモビール作品が数多くあった。こんなのお部屋に一つほしい♪

あと、Ed Ruschaという人の企画展をやっていた。一階では写真展、上階では様々なタイプフェイスで象徴的な言葉を書いたものがたっくさんあった。結構面白いが、同じような調子なのであまりたくさんあると飽きてくる。

それからAna Mendietaという人の企画展は、彫刻とパフォーマンスという形態のもの。戸外で火葬にしたあとみたいなのが山ほどあって、この人はとにかくこういう死体チックなものに取り憑かれているらしい。それとか絵の具を付けた手のあとを壁にダーッと付けたのとか、確かにタイトル通り「Earth Body」って感じのものだ。でも私はあまりこういう情念ドロドロそうなタイプの人は好きじゃない(笑)。

その他戦争に関するテーマの企画展とか、各ギャラリーでこちょこちょといくつも企画展をやっていた。ここは巨大美術館というよりも、小さなギャラリーの集合体っていうような雰囲気。後で行ったグッゲンハイムやMoMAよりも、いかにも観光客タイプの人は少なかった。地元の人が多い感じ。
ミュージアムショップでオキーフとポロックの画集を$10でゲット!それからさっき気に入ったJoseph Stellaの”Brooklyn Bridge”のポスターも買う。

今日は昼間から濃いなぁ。夜の部に続く。

アメリカ自然史博物館

2004年09月02日
実質的に今日からNY旅行開始だ!アッパーウエストは基本的に住宅地だからおっとりした雰囲気で、NYに慣れるまでの予行演習の意味でも最初にこっちに泊まってよかった。いきなりタイムズスクエアとかじゃスリにでも遭いそう。ここは歴史的な建築の超高級アパートメントがたくさんあって、とてもシックな街並みだ。

まずはホテルの向かいにあるアメリカ自然史博物館に行く。巨大な博物館で、ここの目玉はなんと言っても恐竜の化石である。子供の頃恐竜好きだったので、まずはここへ直行。ティラノザウルスとかトリケラトプスその他諸々のスター恐竜の化石がゾロゾロ。やっぱド迫力でかっこいい。写真を撮ってもいいらしいのでバシャバシャ撮る。

090204_1.jpg

↑自然史博物館の外観。

090204_2.jpg

↑ティラノザウルス。かっこいい~!今回いろいろ恐竜を見て、造形的なかっこよさに改めて惚れた♪

それから私は鉱物が好きなので、原石や研磨後の石のコーナーに張り付く。鉱物の純粋なあの色が大好きだ。やっぱ透明で綺麗な色のがいい。
他に世界各国の動物や民族の展示など数え切れないほど。アメリカインディアンのコーナーでは、どれもCultのIan Astburyに見えた(笑)。
民族の展示はいわゆる白人から見た「蛮族」っていうか、インディアンやインカ・アステカ人、ポリネシアン、アフリカ人等で、極彩色の化粧や衣装、原始的な住居、農耕や祭祀などの展示があった。なぜか白人の先祖の展示はなかった。これ、どうも腑に落ちない。ケルト人やヴァイキングだって展示すりゃいいじゃん。な~んか非白人をまとめて動物と一緒に展示されてるようで。被害妄想でしょうか?

併設のローズ宇宙センターでプラネタリウムも見られるのだが、これのセット券は結構お高いのでやめる(^^;でもここの建築はとてもかっこいいのでちょっと入ってみたかったのだが。

ざっと廻ったら疲れ果てたので、地下のフードコートで昼食。サラダバーのライスサラダを主食代わりにドバッと取ったら、これがまずい(^^;

ここを出て、セントラルパークを東に突っ切ってホイットニー美術館に向かう。分かりやすそうな道を選んだらそこは車道で、公園の中が全然見えないので失敗。10分くらい歩いたか。

続く~!

ニューヨークへ出発!

2004年09月01日
いよいよNYへ出発。今日から一週間、一応新婚旅行である。名古屋空港から成田経由のNWで行くので、朝9時半頃家を出る。来年春に中部国際空港が常滑に出来るので、名古屋空港を使うのもこれが最初で最後だろう。うちから名古屋空港へはタクシーで2000円台なので今回は楽にこれで行く。30分もかからず到着。常滑まではさすがに電車だが。

今までは成田しか使ったことがなかったので、地方空港から海外に行くのがこんなに大変だとは全然知らなかった。まず名古屋発の2時間以上前に空港に着いてなきゃならないし、名古屋から成田まで1時間以上、直接成田からよりも4時間近くプラスされることになる。さらに成田発まで2時間以上空け、成田からNYまで12時間、もうヘトヘトだ。

やっとの思いでJFKに着いて、マンハッタンまでSuperShuttle(乗り合いバン)で行く。運悪く8月末から明日までマディソン・スクエア・ガーデンで共和党大会の真っ最中で(すべて予約後に知ったんだよぉ)、マンハッタン各所は通行規制だらけ。しかも今日は大統領がやって来るというので、8th Ave.と9th Ave.が閉鎖されてるもんだからもう道路は渋滞の嵐。
結局ホテルに着いたのは1時間半後。何だかんだで自宅を出てからホテルに着くまで20時間くらいかかった。もうヘロヘロ~。名古屋からNYは恐ろしく遠い。

さて、NYでは毎年9月はコンベンションが多くてホテルは取りにくい。しかも今回は共和党大会のせいで9/1,2はミッドタウンのよさげなホテルはどこも満室だった。
仕方ないので最初の2日間はアッパー・ウエスト・サイドに泊まった。セントラルパークの西側の高級住宅地である。ホテルは自然史博物館のすぐ横のExcelsior Hotel。中級ホテルだが、ホテル代激高のNYなのでサンフランシスコ同クラスの2倍はした。派手さはないが重厚でクラシックなホテルで、居心地はいい。
ってか、この辺は静かで環境がとてもいい。セントラルパークもすぐ近くだし、小洒落た店も多いので散歩が楽しい。
外に食べに行くには疲れてたので、夕食は近くにある有名な高級デリZabar'sで買ってきてホテルで食べる。レバーパテうまいっ!
そして疲れ果てて寝た。
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